東日本大震災で大きな被害の出た岩手、宮城、福島3県で、プレハブ仮設住宅の入居率が震災から2年半たっても9割にのぼることが分かった。阪神大震災では同じ時期に6割で、復興の遅れが目立っている。
3県によると、プレハブ仮設は計約5万2900戸あり、8月末時点で入居しているのは約4万6500戸(88・0%)。設置戸数に占める入居の割合を示す入居率は、宮城が90・8%、岩手は87・8%、福島は84・7%だった。入居する被災者は計約10万3600人だった。
高い入居率について岩手県は「集団移転や災害公営住宅の建設に必要な高台の造成が進まない」と説明する。海近くまで山が迫るリアス式海岸が続いて土地が少なく、建設業者も不足しているという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130911-00000010-asahi-soci