JA全農にいがたは10日、新潟市内のホテルで全国の米卸業者や県内農業関係者などを招いて「新潟米懇談会」を開き、今年の県産コシヒカリ(一般品)の新米販売価格を前年比9・4%引き下げることを決めた。消費の落ち込みで在庫量が増え供給過多の恐れがあるため、1割近い下落幅となった。19日以降、順次出荷を始める。
平成25年産コシヒカリの販売価格(60キロ)は一般品が前年スタート時に比べて1700円安い1万6300円、トップブランドの魚沼産が2千円安の2万1千円、岩船・佐渡産が1700円安の1万6600円とした。JA全農にいがたの万歳章会長は「需要と供給をにらみ、消費者に受け入れられる価格にした。攻めに転じたい」と話した。
北陸農政局新潟地域センターがまとめた今年の県産米作柄概況(8月15日時点)は「平年並み」と前年同時期からは1段階下がっている。
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