トルコ有数の観光地として知られる中部のカッパドキアで、9日、観光に訪れた新潟大学の女子大学生2人が刃物を持った何者かに襲われ、1人が死亡、1人が重体となっています。
地元の県知事によりますと、中部のカッパドキアで、9日午後2時ごろ、日本時間の午後8時ごろ、女性2人が倒れているのを観光客が発見し、警察に通報しました。トルコの日本大使館などによりますと、2人は、いずれも観光で訪れていた新潟大学教育学部に通う女子大学生で、刃物で刺され、1人が死亡、1人がけがをしたということです。
日本大使館によりますと、死亡したのは、宮城県名取市出身の栗原舞さん(22歳)で、いっしょにいた富山県上市町出身の女子大学生は、病院で手当てを受けていて、重体だということです。
地元の警察は、何者かが2人を刃物で襲ったとみて捜査しています。2人が通っている新潟大学教育学部の雲尾周准教授は、「帰国後の来月には、私のゼミの学生たちに、トルコの様子について、話をしてもらうことになっていた。積極的な学生で、事件に巻き込まれたとすれば残念だ」と話しています。また、新潟大学の生田孝至副学長は、「大学としてどのような対応をするか、内部で検討を進めるとともに、日本大使館と連絡を取って、情報の収集にあたりたい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034416381.html