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尿路結石になったら

突然激痛に襲われる「尿路結石」。多くの人が再発する知られざる国民病。その原因は実は生活習慣。どうすれば尿路結石を防げるのか?どんな治療があるのか?選択肢を探る。

尿路結石とは
「10人に1人」が一生に一度はかかる可能性がある病気です。男性の方がなりやすく7人に1人(30~60代に多い)、女性は15人に1人が一生に一度はかかる、と言われています。
腎臓で作られた石は、それが落下し、尿管に詰まると、尿が流れにくくなって腎臓が腫れ上がり、激しい痛みが起きます。腎杯(じんぱい:腎臓と尿管をつなぐ部分)から落ちた石が尿管に出ずに、そのまま大きくなる事もあります。石が尿路に落ちてこない限り痛みは起きませんが、石が大きくなると腎臓の機能に異常をきたす場合があります。石の成分は、「シュウ酸カルシウム」が多く占めています。

チョイス 治療のチョイス
石の大きさで治療が大きく異なります
腎臓から、ぼうこうをつなぐ管は「尿管」と呼ばれ、内径がおよそ5ミリです。落ちてきた石が尿管に詰まった場合、5ミリ以下の大きさだと尿管を拡げる薬などにより自然に排出させることができます(尿管からぼうこうに石が落ちれば、痛みの発作は治まります)。
費用の目安は、3割負担の場合、自己負担は1万円ほどです。内訳は、採血、検尿、点滴、CT検査、薬代を含めた概算で、病院によって異なります。

石が5ミリ以上の大きさの場合、「ESWL=体外衝撃波破砕術」という治療を行います。
体の外から衝撃波を与え、石を砕き自然に排出できる大きさにします。
費用の目安は、3割負担の場合、1回目の治療は7万円前後です。
※妊婦や子供には衝撃波が悪影響を与えるためESWLは使わず、カテーテルや内視鏡などで治療を行います。

チョイス 再発を防ぐ
多くの人が尿路結石を再発します。石ができるのは主に欧米型の食生活が原因と考えられていて、再発を防ぐには生活習慣の改善が大切なためです。

<予防のポイント>
(1)水を多くとる(1日2リットル程度)→石が小さいうちに排出しやすくするため
(2)適度な運動→石をできづらくします
(3)食生活の改善→バランスの良い食事は石をできづらくします
食事の際、カルシウムも一緒にとると「シュウ酸とカルシウム」が結合して体に吸収されなくなるため、尿路結石の予防に繋がります。
また、「シュウ酸」を含む食物は、調理で減らすことができます。例えば、湯がくと食品中のシュウ酸が減少するなどします。
(4)食後すぐに寝ない
石は寝ている時に成長しやすくなります。食後は尿中のシュウ酸などの濃度が濃くなり、より石が成長しやすい状態です。そのため、食後すぐに寝るのは避けましょう。

尿路結石は体の“警告”
尿路結石の多くは30代男性が発症し、その後40代に高血圧、糖尿病、動脈硬化などを発症することが多く、尿路結石は生活習慣病の一つとして考えられています。
尿路結石ができた場合、体からの警告と考えて、生活習慣を改善しましょう。

http://news.goo.ne.jp/article/choice/life/medical/choice-20130817-c-001.html

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