新潟市の篠田昭市長は3日の定例会見で、同市中央区蒲原町の住宅で2日に起きた80代後半の高齢夫婦による無理心中とみられる事案について「7月ごろから奥様の具合が急速に悪化したと聞いている。(把握するには)難しいケースであるからこそ、『大変だ』とSOSを出してほしい。市はそれをできるかぎり受け止めることができるようにしていきたい」と悔やんだ。
この上で、市長は「(個人情報という問題もあるが)情報をきちんと確認し、専門家とも相談していきたい」と述べ、再発防止に向けて取り組む意向を示した。
事案は、認知症を患った妻の介護に疲れた夫が妻を刺した後、自ら刺した無理心中の可能性が高く、遺書も見つかっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130904-00000020-san-l15