がん予防研究(Cancer Prevention Research)によると、歯磨きとフロスを行っていない女性は子宮頸癌(けいがん)の原因となっているヒトパピローマウィルス(以下、HPV)に感染する確率が圧倒的に高いそう。
HPVは子宮頸癌(けいがん)になる最大の原因とされており、低リスク型HPV は人の免疫で撃退できるものの、高リスク型HPVになってしまうと薬の投与が必要。感染力がとても高いので、女性は特に注意したいウィルスなのです。
アメリカ全国健康栄養調査は、2011年から2012年の間に集めた3,439人のデータを元に、口内環境とHPVの関連性を調べる調査を実施。
その結果、歯科医が「デンタルケアを怠っている」と判断した人たちの56%がHPVに感染する確率が「とても高い」と診断されたそう。いったんHPVに感染してしまうと厄介なので、これは大変。
デンタルケアがHPVの直接的原因ではないものの、歯茎が弱っているとHPVが体内に入りやすくなってしまうため、ハイリスクとなっているそう。口内環境をしっかりしておくことがHPV予防にもなるという事実を知らない人たちが多く、HPV感染者も、まさか口から感染したとは思ってもいないのだと、テキサス大学マルカム医学博士は言います。
女性らしい輝く笑顔とキレイな息はもちろん大切。しかし、HPVが口内からも感染してしまうと知った今、さらに念入りにお手入れをすると良いかもしれません。
※当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。
参考:Why You Need to Brush and Floss
http://blog.womenshealthmag.com/scoop/brushing-and-flossing-linked-to-decreased-risk-of-hpv/
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/mynaviwomen-649001.html