数十年に１度しか発生しないような豪雨や台風などで、大規模な災害の発生が迫っている時に、気象庁が新たに発表する「特別警報」の運用がきょうから始まりました。「特別警報」は、警報の基準をはるかに超えるような大雨が降るなど大規模な災害のおそれが高い場合により強く警戒を呼びかけるため、気象庁が導入する新たな警報です。特別警報の種類は、気象に関しては、「大雨」「大雪」「暴風」「暴風雪」「波浪」「高潮」があります。現在ある「大津波警報」と「噴火警報」、「緊急地震速報」も特別警報に位置づけられますが、これらは今後も従来通りの名称で伝えられます。この夏は、特別警報に相当する記録的な大雨が、▽先月２８日に山口県と島根県で▽今月９日に秋田県と岩手県で、▽今月２４日に島根県でそれぞれ降りました。県内でも、▽平成２３年７月の「新潟・福島豪雨」が、特別警報に相当する記録的な大雨でした。気象庁は、いずれの地域でも、数十年に１度しか発生しないような記録的な大雨だったとしています。気象庁は、特別警報が発表されたら、すでに危険が迫っている可能性が高いので、少しでも安全な場所でただちに身を守る行動に結びつけてほしいと呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034124511.html?t=1377825486224
