外に出れば、じっとしているだけでも汗がにじむ連日の暑さ。満員電車では空調が効いていてもなかなか汗が引かず、ハンカチで拭う人の姿も見かけます。最近では、クールビズ・節電対策として扇子を持ち歩く男性も増えつつあるようですが、気をつけたいのが混雑時のマナー。満員電車やエレベーターでの扇子の使用については、こんな風に感じる人も。
●扇子で汗の匂いが…注意するのは心が狭い？
発言小町のトピック「電車内で扇子を使う人に注意しました。心狭いでしょうか？」は、電車で隣に座った男性が扇子で扇ぎ始め、汗の匂いをまとった風が顔にかかって不快に感じたため「風がかかるので、やめていただけませんでしょうか？」と本人にお願いしたという女性からの相談。その男性は「あ、そう」と言って、すぐに扇ぐのをやめてくれたそうですが、そんな風に考える自分は心が狭いのではないかと考え、後で気になり出したとのこと。これについて、回答者からは賛否両論さまざまな声が寄せられています。相談者の行為を「心が狭い」と見る回答者は、
「じゃ、どこで扇子使えばいいの？」（心狭いねさん）
「電車で扇子を使って仰ぐのが非常識なんて、初めて聞きました。『迷惑だな』と感じるくらいならわかりますが」（アンさん）
「間違ったことだとは思いませんが『心せまっ！余裕ねえな～』と思います。ちょっとしたことに我慢が出来ない人が多いですね、最近」（おかんさん）
「私がちったさん（相談者）の立場だったら、その男性に『やめてほしい』とは言えません。男性の行為が特に非常識とは思えないからです。暑い日なら尚更」（黄色い四角さん）
「私なら自分からそこから逃げます。例え座ってて、移動したら座れないとしても嫌なら移動します」（みかさん）
と辛口にコメント。一時的な扇子の使用については、たとえ匂いが気になっても我慢するか、耐えられない場合は自分の方が席を移るという声が多く聞かれました。一方、相談者の行動を支持する回答者は次のように答えています。
「『汗の匂いや湿気』に加え、趣味の悪い香水の臭い匂いまでご丁寧に拡散して下さる方もいらっしゃいます。勘弁してくれよ、って感じです」（なまこさん）
「他人の顔に扇子の風を吹きかけるほうが、よほど失礼だと思いますよ。注意してあげても問題ない、どころか、その人は他人が不快に思うことを気にもしなかったのでしょう」（爺さん）
「最近はついついなんでも我慢してしまう世の中です。言いたい事が言えず、苛々しがちです。相手の方も分からずやってるとは言え、こういうことも他人には迷惑に感じることがあるんだと学んだはずです」（38歳のオスさん）
「人にかかるくらいの風を起こされたらやっぱりいい気持ちはしません。お願いするのもありじゃないのかなぁ。なんか無言で席を立ったりするほうがよほど感じ悪いです。もっとコミュニケーション取ったほうがいいのに」（あかさん）
混雑した場では他人の行動は気になっても、案外自分の行動には気づきにくいもの。この場合は、相談者のように我慢しないて直接伝えるのも一つの方法といえそうですが、では、そもそも扇子を使う際には、どのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。
●扇子のマナー、気をつけることは？
All About「品格アップ！扇子のたしなみ」では、「気をつけたい、扇子の使い方３大NG」として、「バタバタとせわしなく扇ぐ」、「とりあえず使えれば柄にこだわらない」、「開け閉めはテキトーだ」の３つのポイントが挙げられています。せっかく季節を感じさせる優雅なアイテムですから、使い方や選び方にはこだわりを持ちたいもの。
さて、皆さんは混雑した場で隣の人が扇子を使い始めたら、そして汗や香水のにおいが飛んできたら、どう対処するでしょうか。
http://news.goo.ne.jp/article/gookeyword/life/gookeyword-20130823-01.html
