猛暑日が続く今年の夏。「少しでも涼しく」はもちろんのこと、「節電」や「熱中症対策」としても人気を集めているのが「冷却グッズ」。服の上から体を冷やす事が出来る冷却スプレーや、首もとを冷やすスカーフなど、年々機能性やデザイン性もよくなり、種類も増えています。しかし「冷却グッズ」は使い方を間違えると、危険な事故にもつながりかねません。番組では、子どもからお年寄りまで多くの人が愛用している「冷却グッズ」を使用する際の注意点などをお伝えします。
冷却スプレーの注意点
可燃性のガスを使用している冷却スプレーは、火を近づけると引火する恐れがあります。
直接火に向けてスプレーをしなくても、服に残ったガスなどに引火する可能性もあります。
実際に、冷却スプレーを使用した後に、たばこに火をつけようとライターを使用したところ引火し、顔にやけどを負う事故が起きています。使用の際は、炎や火気の近くで使用しない、火気を使用している室内で大量に使用しない、など、製品に書かれた注意事項を守るようにしましょう。
また、冷却スプレーを使った後も、火に近づかないようにしましょう。
冷却タオルの注意点
冷却タオルの中には、乾燥すると固くなってしまうために、湿らせた状態で販売しているものがあります。その場合、カビてしまわないように、防カビ剤が含まれていることがあります。
事前に洗うなど、製品に書かれた注意事項に従い正しく使いましょう。
また、皮膚に異常があらわれた場合には、すぐに使用をやめ、医師に相談して下さい。
番組でご紹介した、冷却グッズを売っている雑貨店
「東急ハンズ渋谷店」
冷却グッズの事故について調査していた機関
「NITE(ナイト) 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター」
番組およびこのページは特定の製品・店舗を推奨するものではありません。 製品・サービスの特性や使用上の制限、契約内容・条件などについては、各自におかれまして、メーカーや販売会社に十分ご確認ください。
NHK「あさイチ」2013年8月7日放送分
http://news.goo.ne.jp/article/asaichi/life/medical/asaichi-20130807-a-003.html