白か黒か、右か左か。様々な判断の連続である仕事の終わりには、頭は疲れ果ててしまっています。そんな日にあなたは、家に帰って健康に良い食事を摂るか、簡単にハンバーガーとビールで済ませるか、どちらの選択をしますか？ 多くの人はハンバーガーを選んでしまうのではないでしょうか。
判断力や認識力を使い果たしてしまったような日は、意志力も消耗してしまっているので、人は「怠け」やすい傾向にあるのです。これを裏付ける研究があります。
1999年に、Baba Shiv博士（現在はStanford大学所属）と共同研究者のAlex Fedorikhin博士は、165人の学生を対象に簡単な実験をしました。
半分の学生には7桁の数字を覚えてもらい、もう半分の学生には2桁の数字を覚えてもらうというものです。記憶する作業が終わった後で、両方の学生に実験は終わったので、おやつにチョコレートケーキかフルーツを出しました。
7桁の数字を覚えた学生は、2桁の数字を覚えた学生よりも、フルーツではなくチョコレートケーキを選んだ人が50%近く多かったのです。
この内容自体は目新しいものではありません。FacebookのMark Zuckerberg氏は、重要な決断をする時のために判断力のパワーを温存するべく、毎日同じシャツを着ています。
このように意志力が無くなったときのことを想定して事前に計画を立てなければなりません。例えば、朝家を出る前に健康的な食事を準備してから出かければ、疲れ果てた仕事の後でもファストフードに手が伸びる確率は減るでしょう。
意志力を使い果たしてしまった後は、何をやっても無駄ですが、その前に計画をしておけば、適切な選択ができる確率がグッと上がります。仕事が忙しいなか。ダイエットもしている人はぜひ参考にしてみてください。
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Shep McAllister（原文／訳：的野裕子）
Photo by Dayna More (Shutterstock).
http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/trend/lifehacker_34036.html
