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男子厨房に入るべし まずは自分の昼食作りから

「夏休みは朝ご飯が終わったら、すぐに昼食の用意で大変」。ため息を漏らすのは、子育て中のお母さんばかりではない。夫が定年を迎えた妻も同様だ。高齢化社会を生き抜くために、男性も自分の食は自分で賄うことが大切。まずは、自分が食べる昼食作りから始めてみませんか?(榊聡美)

 

必要に迫られる前に

 

定年退職後、家にいる時間が増えても食事作りは妻任せ-。ベターホーム協会(東京都渋谷区)が行ったアンケートで、こんな状況が明らかになった。

定年を迎えた夫の昼ご飯は8割以上が妻が作り、その約半数は、自分が留守をするときも夫のために昼食を作り置いていた。

全く料理が作れない夫は少数で、半数近くが「インスタントラーメンや炒め物など簡単なものなら作れる」。ところが、実際に家で料理は「ほとんどしない」「しない」が計65%を占めた。簡単なものしか作れないのは、腕前が上達するほど日常的に料理をしていないから、と推測できる。

「男性が料理を身に付けることは社会的な要請でもあるんです」と、同協会常務理事の武藤智恵さん。同協会は22年前から、男性向けの料理教室を開催し、現在、全国で約6500人が受講している。最も多いのが60代。定年退職後の趣味というより、必要に迫られて始めるケースが目立つ。

「自分は退職したが、妻は働いているので」「妻が急死して」「この先の人生を考え、老老介護も見据えて」など事情はさまざま。中には「共働きの子供夫婦をサポートするため」というシニア男性もいる。

 

母親の気持ちで

 

いざというときのためにも、料理力を身に付けるには普段の昼食作りが最適だという。同協会では、男性料理初心者向けの手引書『男の昼ごはん読本』を作成した。タマネギでなく長ネギを使い、甘さを抑えた「男の親子丼」や、麺料理など、手軽で簡単な「一皿料理」が中心。調味料の計量方法から買い物、後片付けに至るまで、男性がつまずきやすいポイントを分かりやすく解説している。昼食を作りながら、自然に料理の基本が身に付く。

一方、妻の意識改革も必要だ。妻は妻で、「料理は自分の役目」と台所を聖域化する人が多い。同協会の男性向け料理教室で講師を務める三笠かく子さんは、こうアドバイスする。

「まずは台所を開放することから。発起した夫の気持ちを尊重し、口出し・手出しは禁物。おいしかったり、上達の兆しが見えたりしたら褒める。『母親』の気持ちになって、大きな心で見守るのが一番です」

 

 

『男の昼ごはん読本』の申し込みは、住所、名前を明記し、300円分の切手を同封し、〒150-8363 東京都渋谷区渋谷1の15の12 ベターホーム協会「男の昼ごはん読本」係まで。

http://sankei.jp.msn.com/life/news/130818/trd13081807490001-n1.htm

http://sankei.jp.msn.com/life/news/130818/trd13081807490001-n2.htm

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