柏崎市は、大規模な災害が起きた際、被害を受けた建物の復旧を迅速に進めるため、屋根瓦の工事を行う業界の団体と協定を結ぶことになりました。
6年前の新潟県中越沖地震では、柏崎市や刈羽村などで、住宅が全壊するなど7万6000棟の建物が被害を受けました。当時の現場や、その後の東日本大震災の現場では地震のあとも、壊れた建物の瓦が落ちてきたり、落ちそうな瓦を直そうとしてけがをしたりする2次被害が相次いだということです。このため、柏崎市は、こうした被害を防ごうと、新たに、屋根瓦の工事を行う業界の団体・「新潟県瓦工事業連合会」と協定を結ぶことになりました。協定では、地震や水害など大規模な災害が起きた際、連合会は、▼屋根から落ちそうになっている瓦や、落ちて通行の妨げになっている瓦の除去作業や▼市が所有する瓦屋根の建築物の破損か所の応急措置を行うほか、▼民間や個人が所有する瓦屋根の建物の修理に関する相談にも応じることになっています。協定は、今月19日に、柏崎市役所で結ばれます。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033768771.html