古い扇風機、火災相次ぐ「物を大事に」の気持ちがあだ
【兼田徳幸】古い扇風機が発火する事故が後を絶たない。メーカーから消費者庁への16日までの報告によると、猛暑続きのこの夏、部品の劣化が原因とみられる事故がすでに5件発生している。
6月下旬、東京都葛飾区の小学校で、職員の更衣室から出火するぼやがあった。煙の中に飛び込んだ職員が扇風機から炎が上がっているのを見つけ、消火器で消し止めたが、児童が一時避難する事態になった。
扇風機は1970年製。備品台帳には載っていなかった。校長は「古い扇風機の危険性は知っていたが、物を大事に使うという意識もあり、認識が甘くなっていた。火災報知機が作動したおかげで大きな事故にならずに済んだ」と話す。
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/TKY201308160261.html