完全室内飼いの猫を飼っている人にとって、「猫の脱走」は絶対に避けなければいけません。ついうっかり外に出てしまうことで、戻ってこられなくなる猫も少なくありません。そこで今回は、猫が脱走しないようにするための方法をご紹介します。
■一歩踏み出せば外であることを忘れずに
猫が外に出られる場所としては「玄関(裏口含む)」か「開閉可能な窓(すべて)」です。人間が出入りできないような小さな窓でも、猫にとっては出入り口になります。中には10cmにも満たない隙間から、一瞬のうちに飛び出してしまうこともありますから、日ごろからこれらの開閉には気をつける必要があります。
■玄関への対策
直接玄関に行けないように、玄関に続くフロアや廊下のドアを閉めておくのが一番いいでしょう。これなら家族が多くて日に何度も玄関が開閉されても、宅配便などの一時的な来客があった場合であっても安心です。
それができないような間取りの場合は、猫が玄関にいけないようなペットゲートを設置します。赤ちゃん用のベビーゲートと感覚としては同じです。市販されているものもありますが、簡単なもので良いならDIY感覚で女性でもつくれます。
それもダメということならば、外出時と帰宅時に細心の注意を払うようにします。帰宅時はドアを少しだけ開けて中を確認し、猫が付近にいないことを確認してから入ります。外出時に玄関までついてくるようならば、おもちゃなどを投げて気を引くか、家に居る人に見ていてもらうと良いでしょう。
■窓への対策
身体の大きな子の場合、網戸を体当たりしてやぶることもありますから、網戸があるからといって安心はできません。引き戸タイプのものなら、自ら開閉する子もいます。網戸に爪を立ててしまうこの場合は、網戸が使い物にならなくなることもあるので、早めに対策をしておきましょう。
網戸を開閉できる猫への対策としては、網戸ストッパーで対応します。市販されており比較的安価で手に入ります。体当たりが心配な場合は網戸そのものを頑丈なものに変えるか、網戸の手前にワイヤーネットやバーベキューのアミのようなものをつけておくと良いでしょう。
外への執着が強い子の場合は、たとえ細工をしても何とかして出ようとよじ登ったり、爪を立てて引っかいたりすることもあります。これらの細工は猫がいたずらしても絶対に外れないようにしておくことが大事です。
■ベランダ利用時は特に注意が必要
洗濯物を干す場合などは、ベランダへ出入りするための窓を長く開けているという人も少なくないはず。猫は飼い主の見ていない一瞬の隙を狙って飛び出してしまうことが非常に多いので注意しましょう。たとえ2階や3階であったとしても、ベランダが外であることがわかると飛び降りてしまうこともいます。洗濯物を持っているときは視界がさえぎられやすいので、常に猫の様子を確認しておくようにしましょう。
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