小千谷市消防本部の職員が大規模災害に備え金庫などに保管してあった現金520万円あまりを盗んだとして懲戒免職の処分になりました。
懲戒免職の処分を受けたのは小千谷市消防本部の総務課に勤務する41歳の男性の職員です。小千谷市消防本部によりますとこの職員はおととしの8月からことしの7月までの間に大規模災害が発生した際の応援部隊の派遣に備え金庫に保管したり銀行に預けたりしていた現金あわせて520万円あまりを盗んだということです。
7月に行われた内部監査で現金が無くなっていることが発覚し、調べたところ、通帳を管理していた職員が盗みを認めたということです。職員は、盗んだ金を住宅ローンの返済やパチンコ代に使ったと話しているということです。
被害はすべて弁償されているということですが消防本部は8日付けでこの職員を懲戒免職にするとともに、窃盗の疑いで警察に被害届を出すことにしています。
また、管理責任を怠ったとして消防長など上司3人についても減給の懲戒処分にしました。小千谷市消防本部の大塚幸夫消防長は「市民の信用を失う行為をしてしまい誠に遺憾だ。今後、公金管理を徹底し、再発防止に努めたい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033672201.html