ダイエット関連企業は、男性を減量させることにますます習熟してきている。
男性と女性ではダイエットや減量の仕方が異なることが調査で示されている。ダイエットの専門家によると、男性は「これを食べてあれを避けよ」といった単純なメッセージに基づいてダイエットすることが多く、女性ほど、栄養学についてのこまごましたことを気にしていない。女性はダイエットするという考えを好むかもしれないが、男性は体を鍛えることについて話すほうが好きだ。生物学も役割を果たす。食品栄養学アカデミーの男性栄養学の専門家、ジム・ホワイト氏は、男性が女性よりも素早く体重を落とす傾向があり、ダイエットを続けるのが容易だと考えるかもしれないと話す。
一部の男性の間ではやっている1つのプログラムが著書『ザ・ファースト・ダイエット』。ベストセラーになったこの本は、人々に、週に5日間は通常通り食べ、残りの2日間は1日当たりの摂取量を500カロリーに極端に落とすよう提案する。この本が発売された英国では、一部の人々はこのいわゆる5:2減量プランを「男性的ダイエット」と呼んでいる。
著者で医療関係のジャーナリスト、マイケル・モズレー氏は「ダイエット中と認める男性はほとんどいない一方で、週に2日は断食していると喜んで話す男性はいるだろう」と話す。
http://news.goo.ne.jp/article/wsj/life/medical/wsj-20130808-03.html