水不足で節水が求められる中、どんな方法が効果的なのだろうか。専門家が第一に勧めるのが、「こまめに蛇口を閉めて流しっぱなしをやめること」だ。
東京都水道局によると、蛇口からの水量は1分間に12リットル。例えば、歯を磨く30秒間に蛇口を流しっぱなしにすれば6リットル、皿を洗う5分間では60リットルになる。
「節水コマ」という器具を蛇口内部に取り付けると、水量を半減できる。簡単な工具で取り付けられ、都水道局は無料で配布している。担当者は「こまめな節水で水道代が年間数千円違う。たくさん使っている人ほど水道代が浮く」と節約効果もアピールする。
元水道工事業者で節水アドバイザーの児島勇気さん(34)のお勧めは「水道管の水圧調整」。水道管の調整バルブを少し閉めるだけで家中の水量を一斉に減らせる。バルブは家の周囲にあり「止水栓」などと表記されている。
漏水を防ぐことも重要だ。例えばトイレの貯水槽からわずかに水が漏れているだけで、月150トン(水道代約7万円)が無駄になるとの試算もある。漏水は蛇口をすべて閉めた上で、水道メーターで確認できる。児島さんは「もったいない精神で無駄を省く意識を持てば、節約できることが結構あるはず」と話している。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/education/snk20130802523.html










