県外に進学した優秀な人材を求めている県内の企業と、学生の就職先を確保したい県外の大学の、情報交換会が新潟市で開かれました。新潟市の「朱鷺メッセ」で開かれた情報交換会には、首都圏を中心とした県外の65の大学と、県内の企業58社が参加し、大学側の設けたブースを企業の担当者が訪ねる形で行われました。
それぞれのブースでは、企業の担当者が、就職状況や学生の希望する職種などについて尋ねていたのに対して、大学の担当者も、業務内容や採用の予定などの情報を集めていました。
企業の担当者は「地元から離れて経験を積んだ学生を採用したいので、これをきっかけに大学との関係を築きたい」と話していました。また神奈川県の大学の職員は「Uターン就職を考える学生は多いので、パイプ役となって、地元の情報を学生に提供していきたい」と話していました。
県によりますと、県内の高校生のおよそ60%が県外の大学に進学していて、卒業した後、どうやって地元に就職してもらうかが課題となっています。
県も、東京で、県内の企業の求人情報を提供するサービスを始めるなど、優秀な人材のUターン就職を促す取り組みを進めています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035915641.html?t=1373572061802