顔の産毛をそると、化粧のりが良くなるとか、顔があか抜けるなどの効果があるようですが、うぶ毛はそったほうがいいのでしょうか?
手っ取り早くくすみを解消するには、便利な方法のようですが・・・。
日本では昔から顔のうぶ毛をそる習慣があります。
最近では、理髪店の店頭などで「レディースシェービング」や「お顔そり」などと書かれた看板やポスターを見かけることがありますが、そこへ、「化粧水の浸透力がアップ」などといったキャッチコピーがついていると、さらに気になりますよね。
理髪師は、美容師と違って顔ぞりが許可されています。
肌を温め毛穴をしっかり開かせてから、たっぷりの泡で保護した上で、しかも切れ味の鋭い、かつ衛生にも十分に配慮された刃を使って、修練を積んだ技術で肌を傷つけないようにそってくれるので、自宅でケアするのとは一味違う仕上がりに。
このように理髪師にそってもらうと、肌が見違えたかのように白く透明感を増したように感じますが、肌質が変わったわけではありません。
うぶ毛はもともと肌を守ってくれている大切なもの。化粧のりは良くなっても、肌を丸裸にするのだから、余計な刺激を与えてしまうことにもなりかねません。
顔ぞりはたまには良いけれど、頻繁にするのは避けたほうが良いでしょう。
繰り返して顔にカミソリの刃を当てていると、目に見えない小さな傷がついてしまう可能性が無いとは言い切れません。またそれが、炎症を起こして長年の間にシミになってしまうことも考えられます。
それに、顔ぞりをすると顔のくすみが晴れると思い込んでいる人もいるようですが、それはカミソリでうぶ毛が除かれて明るい肌色が表面化しているのと、角質がそがれることによる一種のピーリング効果が生じているだけなのです。
極端に言えば、無理やりうぶ毛や角質をはがしている状態。
メイクのりをよくしたいなら、顔ぞりをするよりも前に、正しいスキンケアで肌の潤い感、透明感を取り戻すことも大切です。
マイナビウーマン
http://news.goo.ne.jp/article/mynaviwomen/life/medical/mynaviwomen-254886.html