夏本番前のこのジメジメとした時季、台所などで大量発生することがあるコバエ。奴らは、なかなかしぶとく、一度わくと撲滅するのが大変です。そこで、今回はその道の専門家を直撃! コバエの特徴、退治方法についてお聞きしました。 今回質問に答えてくれたのは、「ごきぶりホイホイ」や「アースノーマット」などの家庭用殺虫剤でお馴染み、『アース製薬』さん。はじめに、「コバエって、やっぱり夏前や夏に発生しやすいものなんですか?」と聞いてみると、「コバエは1年中発生しますが、特に4月~10月が最も活発に活動する期間です」と、答えてくれました。
まさに、コバエのハイシーズンとなるこの季節!やはり、夏が近づく前にコバエ対策の準備はしっかりとした方がよさそうです。それでは、次からコバエの特徴、退治方法について確認!
■コバエは、どこからやってくるんですか?
「腐葉土にもともと卵があり、そこから発生したりします。どの虫にも言えることですが、発生源はどこかにあるんです。種類によっては排水溝の中、腐った植物などが発生源になりますが、発生源はさまざまです。コバエ、コバエと一口に言いますがそれは総称で、大変たくさんの種類があり、また、種類によって生態が違うため、この種は捕獲できてもこの種は捕獲しにくい……という問題が出るんです。あんな小さな虫ですが、好き嫌いがちゃんとあるんですよ」
■コバエの見分け方はありますか?
「コバエはまず、種類を見分けることが肝心です。小さくても種類によって好みが異なるため、適した駆除方法で対処してください」
・ショウジョウバエ →生ゴミに発生。眼が赤いものがほとんど。捕獲タイプ・駆除タイプのアイテムを使って駆除しよう。
・ノミバエ →跳ねるように動く。捕獲タイプ・駆除タイプのアイテムを使って駆除しよう。
・キノコバエ →観葉植物の周りに発生。園芸用のハエとり棒などを使おう。
「コバエは、見た目に不快で、植物や糞尿にたかるため、食品工場や飲食店では深刻な被害をもたらします。家庭でも、ちらつくコバエは非常に嫌なものです。対策としては、清潔にする、生ゴミを早めに捨てる、排水口周りなどの掃除をこまめにする……など、コバエのわきやすい環境を作らないこと、発生源を極力減らすことが重要。せっかく駆除しても餌があればまたコバエは発生してしまいますので、この悪循環を繰り返さないためにも、日ごろの対策を心がけてください」
■コバエを上手くキャッチする方法はありますか?
「手でキャッチしようとチャレンジしても、成功することはほとんどありません! コバエは“待つことが大事”なんです。当社で販売している『コバエがホイホイ』やコバエ用のハエとり棒はコバエがよく来るように設計されています。ぜひ、手じゃなく、誘引捕獲器でキャッチしてください」
■コバエっていつの間にかいなくなっていますが、どのくらい生きますか?
「種類によって違いますが、短いものでは1週間程度です。ショウジョウバエのように2ヵ月程度生きているものもいます」
■コバエが1週間以上、家でわき続けているような場合、どのような退治方法がありますか?
「まずは、日頃から清潔な生活環境を作りましょう。それでも、コバエが発生してしまった場合には、発生する場所に適したコバエ駆除剤をご使用いただくことが大切です。台所や食品周りなど、殺虫剤を使いたくない場所には『誘引捕獲器』、部屋中のコバエを速効退治するには『プッシュ式スプレー』、発生源対策にはゴミ箱のフタの裏に貼るタイプの『予防・殺虫剤』など。これらを上手く使い分けて、しっかりとコバエを退治しましょう」
たとえ、台所などでコバエが大量発生しても焦ることなかれ! アース製薬さんの力強い言葉を胸に、まずはコバエの種類を見極め、適した駆除方法で対処、掃除をして発生源となる場所をクリーンにし、おうちも心もスッキリとした状態に持っていきましょう!
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