アイロンというのは、ある意味かなり乱暴です。というのも、しわを伸ばすために熱した大きな鉄の板をゆっくりと布に当てる行為で、良く言えば退屈なエクササイズとも言えますが、それにしても準備に手間ひまが掛かり過ぎます。できればアイロンをかけずに、洋服のしわを伸ばしたいという人のために、今回は代替アイデアをいくつかお教えしましょう。
言うまでもないことですが、熱したものを使う場合は放置せずにきちんと目の届くところで管理してください。今回紹介するアイデアには比較的安全なものもありますが、当然普段通りの注意した方がいいです。
服に水でスプレーをしてから、ハンガーに掛けて乾かす
所要時間:30分~1時間
朝起きて仕事に出かける前に、しわになった洋服にスプレーで軽く水をかけ、ハンガーにかけたまま乾かします。水に浸したくないという気持ちは分かります。ほんの少しだけ水をかけるだけです。スプレーの水には、酢を少々混ぜてもいいですが、生地によっては良くないものもありますし、多少酸っぱい香りが残る可能性もあります。多少服が水で濡れていても構わないという場合は、15分くらいでも大丈夫ですが、きれいにしわを取りたいのであれば、完全に乾かしましょう。
少し濡らした服を乾燥機に入れる
所要時間:5~10分
時間がない場合は、上記と同じような方法で、もっと短時間でできるものがあります。洋服に軽く水をスプレーして、乾燥機に入れます。時間が迫っている時以外は、この方法は使いたくないかもしれません。乾燥機の中、もしくは洗濯かごの中に数時間入れておくと、またしわになる可能性もあります。しかし、とりあえず急を要する場合は、この方法でピンチを脱しましょう。洋服に水をかけるのではなく、濡れたタオルと一緒に乾燥機に入れてもいいです。
服をバスルームにかけてシャワーを浴びる
所要時間:シャワーを浴びる時間
シャワーを浴びている時というのは、バスルームが急速に温まります。シャワーのそばに服を吊るして、この熱と湿気を利用しましょう。服が濡れ過ぎないように気をつけなければなりませんが、熱と湿気に当てれば当てただけ、しわはすぐに伸びます(上の写真はイメージ写真なので、間違ってもこんなに近付けないようにしてください)。緊急の場合は、シャワーを浴びなくても、バスルームでお湯を出しっぱなしにして、同じような状況を作るという手もありますが、水の無駄遣いが甚だしいので、もうシャワーを浴びてしまったなど、よっぽどの場合だけにしましょう。
ヘアアイロンを使う
所要時間:5~20分
なんだ結局アイロンを使うんじゃないか、という声が聞こえてきそうですが、ヘアアイロンは普通のアイロンよりも安全です。普通のアイロンよりも小さく、両側が鉄ではない素材に覆われており、しわを伸ばしたい所にピンポイントで使うことができます。ヘアアイロンを使う前に、アイロンの面がヘアケア製品などで汚れていないかを確認しましょう。服にダメージを与えるおそれがあります。もちろん、自分の手を火傷したり、周りにあるものが熱くなってしまわないようにも気をつけなければなりませんが、普通のアイロンを使うよりははるかに簡単です。
どの方法を使うにしても、服にダメージを与えないように気をつけましょう。毎日着ているような普段着や仕事着程度ならいいですが、フォーマルなものや高価なもの、デリケートな素材のものは、特に気をつけてください。これからやることが、その服には害がないかどうか、くれぐれも事前確認を怠らないように。
やっぱり普通のアイロンを使いたいという人は、「動画で学ぶワイシャツ・パンツ・スカートのアイロンがけの基本」や、「アルミホイルを使ったアイロンのかけ方」などを参考にどうぞ。
http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/life/medical/lifehacker_32707.html