北海道岩見沢市教育委員会は14日、市内の7小学校と2中学校で児童、生徒、教職員計855人が発熱や下痢、嘔吐(おうと)などの食中毒症状を訴えて欠席し、うち8人が入院したと発表した。
5人から同じタイプのサルモネラ菌が検出され、岩見沢保健所は、同市立学校給食共同調理所の給食を原因とする集団食中毒とみて調べている。
同市教委によると、11日から下痢や嘔吐などを訴える児童らが相次いだ。 市教委は14日の授業を午前中で切り上げ、9校を18日までに学校閉鎖、ほかの小中学校では弁当を持参するなどの措置を講じた。 同保健所は14日、同調理所に立ち入り調査を行い、原因の特定を進めている。
同市の学校給食は小、中学校とも同調理所で調理して配食している。 A、Bの2コースのメニューがあり、Aコースが配られた学校で症状が相次いだ。 10日のメニューはジャガイモのみそ汁、大根のそぼろ煮、小松菜のサラダなどだった。 入院した8人は点滴を受けているが、命に別条はないという。
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