国内の医療機関に入院していた成人の患者が家族の承諾で法的に脳死と判定されたのを受け、この患者から提供された臓器の移植手術が11日夜、新潟大医歯学総合病院(新潟市中央区)で行われた。
昨年7月に始まった本人意思不明で脳死判定が行われた患者からの臓器移植手術が行われるのは全国で33例目で、県内では初。
日本臓器移植ネットワークによると、脳死判定は10日に行われたが、病院名や患者の性別、病名などは、家族の意向として伏せられた。
提供された臓器の移植手術は、新潟大病院のほか、九州大病院、大阪大医学部付属病院の3カ所で行われた。新潟大病院では、腎炎を患う50代男性に腎臓の移植手術が行われた。11日午後6時すぎ、同病院に腎臓が運ばれ、手術が始まった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110212-00000090-mailo-l15