眠い、太ってきた、だるい……。でも忙しいし、面倒だし、何もできない! という方はいらっしゃらないでしょうか? そんな人にぴったりのセミナー&サロンスペースが大阪・梅田にオープンしたと聞きつけたので、私、マイナビニュース編集部の林が調査に行ってきました。
○1 睡眠時間が短い、質が悪いと太りやすい
訪問した日は、無料セミナー「あなたの睡眠、ダイエット、サプリのとりかた、大丈夫!?」が開催されていました。テーマはまさに現代の社会人が抱える悩み、ずばりそのもの。
セミナーは3部構成で、「計るだけダイエット―体重管理は50グラム単位で」、「睡眠ダイエット講座」、「コエンザイムQ10(キューテン) ホントのチカラ」。全てありがたく拝聴いたしました。
・「計るだけダイエット―体重管理は50グラム単位で」
株式会社エー・アンド・デイ 第2営業部・岩浅政範氏
最初の講座は、「計るだけダイエット」。講師いわく「計るとなぜやせるかは、体重・体脂肪の管理が減量のポイントだから」。具体的には「起床してトイレ後の体重(1日のうちで最も軽い)と、夕食直後の体重(最も重い)を計り、毎日グラフに記録。その差が600グラム以内になるように心がけると翌朝の体重減につながります」。
「やせよう」より「600グラムに抑えよう」の方が、日々の目的がより具体化できます。
・「睡眠ダイエット講座」
パラマウントベッド株式会社 睡眠改善インストラクター・山品善嗣氏
次は睡眠とダイエット。一見どう関係あるのか分かりませんでしたが、講師の解説で3秒で納得。「5時間睡眠の人は、8時間睡眠の人と比べると食欲抑制ホルモンの量が14.9%ダウンするので、8時間眠る人より太りやすいというデータがある」そうです。
ではベッドインした後、すぐ眠るようにするには、どうしたらいいのでしょう? ポイントは3つで、「風呂上がりの体温が下がるタイミングで寝る」、「寝る前のお酒は飲まない」、「自然な寝返りをする」。こちら、いい布団が必要そうなので、後日取り寄せようと思います。
・「コエンザイムQ10(キューテン) ホントのチカラ」
株式会社カネカ QOL事業部機能性食品グループ・岡野綾子氏
最後は、知花くららさんのCMで知られた、株式会社カネカの「コエンザイムQ10」について。「コエンザイムQ10」というと流行した美容成分をイメージしがちですが、実は老若男女を問わず、健康維持のために重要な栄養成分」なんだそうです。
「コエンザイムQ10」とは、エネルギーを生みだす細胞を助ける補酵素のこと。年齢とともにその割合は減少するので意識的に取る必要があることや、「酸化型」と「還元型」があって、還元型のほうが全身の臓器に直接働きかけるという話も納得度の高い内容でした。
○2 サプリメントを日替わりで無料提供するサロンとは?
このセミナーは、大阪大学産業科学研究所と企業の産学連携活動である「テラプロジェクト」(事務局・大阪市北区)に参加した「株式会社ファイン」(本社・大阪市東淀川区)が主催。
まずは、「テラプロジェクト」理事長で大阪大学名誉教授の小林昭雄氏に、「テラプロジェクト」の狙いを聞いてみました。
「テラプロジェクトは、市民のための現代版寺子屋です。具体的には、梅田のビルのワンフロアーに企業ラボを展開して、食品やグリーンがテーマの『大人の塾 SiN(シン)』という市民講座を軸に、『ファイン・モニタリングサロン』といったサプリを無料で試せる場を提供するなど、誰もがふらっと立ち寄れるスポットを提供しています」。
また、「テラプロジェクト」副理事長で農学博士の吉田茂男さんは、「テラプロジェクトでは大学と企業、さらに一般市民を結びつける産学民が一体となった活動を進めます」と話します。
つまり、「テラプロジェクト」とは、企業と市民をつなげる潤滑油のような位置付け、活動ということです。
次に、今回のセミナーを主催し、新しくテラプロジェクトに参加してサロンをオープンした健康食品の研究開発製造メーカー「株式会社ファイン」に、経緯について聞いてみました。
株式会社ファイン・工学博士の佐々木義晴さんによると、「例えば、朝スッキリ目覚めたい、減量したいなど病気未満の悩みについて、『ここに来たら何とかなるだろう』と思ってもらえる健康情報サロンを提供したい」とのこと。 さらに、「常駐する健康食品管理士・臨床検査技師が相談に乗り、血圧の計測や最新の体組成計の体験、サプリメントの提供などのサービスを展開していきます」とも話されていました。
ちなみに、これらサロンなどがあるテラプロジェクトのスペースは、「Life TREE TOWNまちラボ」と呼ばれており、梅田のどまん中・大阪富国生命ビル4階にあります。
「ファイン・モニタリングサロン」以外にも、「アロマ情報ラボ」、「アサヒビールラボ」などがあり、仕事の疲れが癒されそうで、かつお得感が高い情報スペースとして活用できそうです。まだ試していない方は、気軽に訪れてみてはいかがでしょうか。
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/living/mycom_808025.html