佐渡に初夏の訪れを告げる大野亀のカンゾウの花が見ごろを迎え、訪れた人たちを楽しませています。佐渡市願にある大野亀は、全国有数のトビシマカンゾウの群生地で、日本海を望む絶景に、およそ50万株のカンゾウの花が咲き誇る風景は、佐渡の初夏の風物詩にもなっています。
カンゾウは、地元の人たちが苗を植えたり雑草を刈り取ったりして保護に努めていて、毎年、この時期に、鮮やかな黄色い花を咲かせて、訪れた人たちを楽しませています。
地元の観光協会によりますと、ことしは、冬に、積雪が多く、気温が低かったため、咲き始めが、例年より1週間ほど遅れていて、これから来週いっぱいまでが見ごろだということです。
東京から観光で来た男性は、「咲き始めは、花の色も濃く、とてもきれいですね。佐渡には必ずまた来たいです」と話していました。地元の大野亀では、6月9日の日曜日に、「カンゾウ祭り」が開かれ、太鼓や佐渡おけさなど郷土芸能が披露されるということです。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1035002011.html