険しい道のりから「八十里越」と呼ばれ、難所として知られる三条市と福島県只見町を結ぶ峠で、
今月末から、定期バスが走ることになりました。
三条市と只見町を結ぶ峠は、八里ほどの道のりが10倍にも感じられるほど険しいことから、「八十里越」と呼ばれています。
しかし、豪雪地帯のため、冬の間、通行できなくなる区間があり、昭和40年代から行われている建設工事は、いまだに、終わる見通しが立っていません。
このため、三条市では、道路の必要性を広く知ってもらい開通をあと押ししようと、今月30日から、工事中の道路に定期バスを走らせることになりました。
バスは、▼火曜日と、土曜日か日曜日の週に2回、▼三条市下田地区の道の駅「漢学の里しただ」と只見町の工事中のトンネルの間を1往復し、バスから降りて、工事の様子を見学したり、峠の自然を観察したりすることもできるということです。また、三条市の職員や地元の人がいっしょにバスに乗って、ガイドを務める予定です。運賃は往復2100円です。
三条市の国定市長は「身近な観光地ということで、八十里越を楽しんでほしい。その結果、1日も早く開通できれば、なによりだ」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034987111.html?t=1370370991391