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クールビズ 着こなしの基本 ジャケット、ボタンダウン活用

仕事時に軽装で過ごすクールビズが始まって1カ月。服装選びに頭を悩ませている人も多いと思うが、スーツ姿で「ネクタイを外しただけ」だとだらしない印象になりがちなので注意が必要だ。ファッションコーディネーターの石津祥介さんに着こなしの基本を聞いた。(竹岡伸晃)

◆ノーネクタイは…

石津さんはまず、「ネクタイを外すことがクールビズではない」と言う。「スーツはネクタイがあって成り立つ服」というのがその理由で、夏用のスーツを着る場合はネクタイを着用したい。そのうえで、「ネクタイをしないのであればジャケットを選ぶべきだ」。

各社はさまざまなジャケットスタイルのファッションを提案しており、色や素材などの選択肢は幅広い。石津さんは「綿や麻素材のジャケットにウールタイプの薄い生地のパンツなどを組み合わせれば風通しも良く涼しい」と話す。

ネクタイをしない場合、シャツはボタンダウンシャツのように襟がしっかりしているタイプを選ぶ。ノーマルなシャツはネクタイを締めることが前提となっており、ノーネクタイだとだらしなく見える可能性があるためだ。

シャツの柄は、ストライプやチェックが細かいとおとなしい印象に、太くて大きいとカジュアルな印象になる。また、「首元から下着が見えない方がベター」で、下着はVネックのものがお薦めだ。

石津さんは「ジャケットに合わせるのであれば、ポロシャツやTシャツでもいいのでは」とも提案。吸汗・速乾機能に優れた商品も数多く出ており、これらのシャツを選べばより涼しく過ごせそうだ。

服を購入する際は体にフィットした「適正サイズ」を選ぶとすっきりときれいに見える。体形を隠そうと大きめのものを着る人が少なくないが、「おしゃれでなく、だらしなく見える」(石津さん)。体にフィットした服は動きやすいという利点もあり、店頭で必ず試着してサイズを確認したい。

◆ベルトにも気を配る

夏は上着を脱いで活動する場面が増えるため、ベルトにも気を使いたい。くたびれたベルトは外し、茶色系統など明るい色合いのものを身に着けることで「さわやかさを演出できる」という。このほか、靴や靴下なども全体のコーディネートを考えながら明るい色合いのものを選ぶ。

石津さんは「クールビズは自分のおしゃれを一歩進めるチャンス。新たな色や柄、サイズなどに挑戦してみては」と話している。

■小売り各社もさまざま提案

3月からクールビズ関連商品を販売している伊勢丹新宿本店メンズ館(東京都新宿区)。メンズビジネスウェア担当の口元(くちもと)勇輝さんは「今年は明るい色合いのジャケット、パンツの組み合わせが人気」と話し、イタリアのブランド「アニセイライフ」のジャケット(5万8800円)と「G.T.A」のカラーパンツ(2万1000円)を紹介。パンツはオレンジ、グリーン、ブルーなど9色をそろえる。

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20130601510.html

 

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