耳が聞こえない人も聞こえる人も、同じ作品を同じ空間で一緒に楽しめるようにと、昨年から始まった「新潟しゅわる映画祭」(同実行委主催)が3月11~13日、新潟市中央区の映画館シネ・ウインドで開かれる。自身も難聴者の実行委員長の小池卓さん(32)は「日本語字幕のついた日本映画はまだまだ少ない。映画祭が字幕の普及につながり、日本映画にも当たり前に字幕がつくようになってほしい」と話している。
今回は、全国と英国から応募のあった27作品のうち、19作品を上映する。すべて字幕付きで、このうち5作品は役者が手話を使って演じている。また、今回新たに副音声付きの映画も3作品上映する。小池委員長は「見えない人にも、ぜひ足を運んでほしい」と話している。さらに特別招待作品として、スタジオジブリの「借りぐらしのアリエッティ」が字幕付きで上映される。
3日とも午前10時開場で、チケットは作品によって大人1200~2500円(学生、療育・障害者手帳を持つ人は割引あり)。上映時間は実行委のホームページ(http://www.syuwaru.jp/)。問い合わせは実行委(025・250・1085)。
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