文化財防火デーの26日、柏崎市消防本部は、中越沖地震(07年7月)で被害を受け修復を終えたばかりの閻魔(えんま)堂(同市東本町2)で防火訓練を行った。堂内の祭壇から出火したとの想定で、消防車2台が出動。消防隊員らが閻魔堂に向かって放水した=写真。
市指定文化財の閻魔堂は1896(明治29)年、土蔵造りで建てられた。翌年、周辺を大火が襲ったが、近所の人が消火に駆けつけ、焼失せずに済んだという。訓練後、今井徹郎住職(69)は「周りの人の支えで中越沖地震からも復興できた。今回の訓練の経験を生かし、これからも閻魔堂を守っていきたい」と話した。
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