菅内閣は26日午前、首相官邸で「鳥インフルエンザ対策関係閣僚会議」を開いた。菅直人首相は鹿児島県出水市の養鶏場で感染が確認されたことを踏まえ、「感染をこれ以上拡大しないよう取り組まなければならない」と強調。 防疫措置を徹底するよう指示した。
会議には、枝野幸男官房長官や鹿野道彦農林水産相、北沢俊美防衛相らが出席。 同日朝までに養鶏場の約8600羽を殺処分したことなどが報告された。 首相は被害拡大も想定し、鹿児島県から自衛隊派遣の要請があった場合は迅速な対応をとるよう求めた。
強毒性の高病原性ウイルス感染をめぐっては、今月に入って宮崎県内の養鶏場で確認されており、殺処分が進んでいる。 鹿野農水相は会議後、同県新富町で25日までに12万羽の殺処分・埋却が終了したことを明らかにした。
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