「ブリヂストンサイクル」(埼玉県上尾市)製の自転車用幼児座席が破損し、子供が車輪に足を巻き込まれる事故が、製品のリコール(回収・無償修理)後も相次いだ問題で、同社は24日、回収への協力を呼びかけるチラシを約300万枚作成し全国の幼稚園や保育園を通じて保護者らに配布するなど、リコール周知に向け新たな措置を取ること明らかにした。
同日、消費者庁が行ったこの問題についての聞き取り調査の後、記者会見した同社の渡辺恵次社長は「当初、製品には安全上問題がないという認識だったが、結果的に事故が起こり、おわび申し上げる」と謝罪した。
この問題で、同社は昨年9月から、「ロイヤルチャイルドシート(RCS―NAS)」など、1995年4月以降に販売した12製品、約57万台のリコールを開始。 だが、回収率は約14%にとどまり、リコール後にも13件の重軽傷事故が確認されている。
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