国立感染症研究所は21日、全国約5000か所の医療機関を対象にしたインフルエンザの定点調査の結果、最新の1週間(1月10~16日)に、新たに医療機関を受診した患者が1か所当たり12・09人で、前週(5・06人)から2倍以上増え、今季初めて全国的に注意報レベルの10人を超えたと発表した。
都道府県別では沖縄が55・26人で、警報レベルの30人を超過。 注意報レベルの10人を超えたのは計26県(沖縄を含む)で、前週の3県を大幅に上回った。 佐賀(27・87人)、福岡(24・81人)などが患者が多い。 東京圏では千葉が17・56人、埼玉14・41人、神奈川10・25人、東京9・88人。
この1週間で推計78万人が受診し、うち成人が57・7%を占めた。 厚生労働省は「昨季かからなかった世代で広がっている。 なるべく人ごみを避け、手洗いやマスク着用などの徹底を」と呼びかけている。
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