放射線医学総合研究所(千葉市)は27日までに、早期の乳がん患者を対象に、がんを狙い撃ちする重粒子線治療の臨床研究を始めることを決めた。
現在は、乳房を温存して腫瘍を切除した後、再発を防ぐため乳房全体に放射線を照射する治療が一般的。重粒子線は体内の一定の深さで線量が強くなるよう調整できるため、腫瘍を狙い撃ちすることが可能だ。
これまでは治療の難しいがんを対象にしており、治療成績がいい乳がんは扱っていなかったが、持病などで手術が受けられない患者に対する治療法の開発が必要と判断した。
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