今や欲しいと思ったものは何でもオンデマンドで買えるような、即時性の時代に私たちは生きています。しかし実際には、商品が手に入るまでは待たなければなりません。かなり前にお金を支払っていると、商品が手に入った時にはお金を払ったことを忘れているので、喜びがさらに大きくなりやすいのだそうです。
「US News」で寄稿編集者のPhilip Moellerさんが以下のように書いています。
この原則は、消費経済の先端にある「今買って、支払いは後で」という借金の原則と同じなので、特に私には強く感じられます。お金を払うことは、脳にとっては痛みと同じようなものです。クレジットカードが魅力的である主な理由も同じことで、支払いと痛みを分けているといるわけです。
しかし、将来手にする物の支払いを前もってするのと同じように、人間は自分を解放してくれるご褒美のようなものにお金を払う、ということも分かりました。週末に行くスパや旅行など、前もってうれしい事や物を買う行為は、すばらしい結末を想像することで心までも解放するのです。このような予感もまた幸せな気分にしてくれます。また、前もってお金を使うことは、お金の使い過ぎをチェックするのにも効果的です。したがって、幸福感を増やし、使うお金を減らすことができます。
旅行は、すぐに楽しめないけれど、一番楽しめる買い物になることが多いです。待ち遠しいという喜びがあるだけでなく、経験や体験を買って何かを得ることもできますから。
http://news.goo.ne.jp/article/lifehacker/life/living/lifehacker_31793.html