◇心当たりなく、届け出
長岡市の長岡赤十字病院は4日、男性が現金500万円入りの紙袋を「院長に渡して」と職員に手渡し、立ち去ったと長岡署に届け出た。同署は遺失物として持ち主を探している。
同署と病院によると、昨年12月28日正午過ぎ、60代前後で身長180センチ超のがっちりした体格の男性が病院2階の事務室入り口に立っていた。女性職員が声をかけると、男性は「院長に渡して」と紙袋を手渡した。「カネコ」と名乗ったが、職員が名前を聞くと「渡してもらえれば分かる」と言って立ち去った。
森下英雄院長が紙袋の中身を確かめると、現金100万円の束が五つ入っていたが、「心当たりはない」という。同17~28日に受診したカネコ姓の患者約50人に電話で問い合わせたが該当者はいなかったため、届け出た。3カ月経過しても持ち主が現れなかった場合は病院のものになる。
同病院の長谷川則雄事務部長は「どんな意図なのか分からないので、まずは名乗り出てほしい」と話している。
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