円安が進む中、輸出の拡大をはかろうと、東京の大手海運会社が、上越市の直江津港と韓国のプサン港を結ぶ定期コンテナ船を運航することになり、13日、地元の関係者が出席して記念の催しが開かれました。
上越市の直江津港と韓国のプサン港を結ぶ定期コンテナ船を運航するのは、東京の大手海運会社、日本郵船です。13日は直江津港で、上越市の山岸副市長や会社の関係者などが参加して記念の催しが開かれました。はじめに、山岸副市長が、「物流拠点としての直江津港が拡充し、地元産業が活性化するよう官民一体で協力していきましょう」とあいさつしました。
そして、コンテナ船の船長や乗組員に花束が贈られました。
今回、新たに運航されるのは、20フィートのコンテナおよそ700個を積むことができる船で、週に1度、直江津港とプサン港を結びます。海運会社では、円安で、企業にとって輸出がしやすい状況が続く中、直江津港から近い新潟や長野の会社の化学品や機械部品などを輸出したいとしています。日本郵船の子会社で、実際に船を運航する「NYKContainerLine」の中村栄作取締役営業本部長は、「円安で、他の港でも輸出に拍車がかかっており、直江津港でもこの波にのりたい」と話していました。上越市の山岸行則副市長は「コンテナ航路では、とりわけ円安を生かしていくことが必要だと思う。新しい航路が地元経済の起爆剤になるよう期待しています」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034478461.html?t=1368460582166