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チヂミと一緒に何でも焼き

普段よりゆっくりできる分、楽しみでもあり、その一方でちょっぴりお仕度が面倒でもある「休みの日のごはん」。特に雨や雪だったりすると、出かけるのが億劫になってしまいます。そんな日におススメなのが、今回のメニュー「チヂミと一緒に何でも焼き」です。

ホットプレートさえ出しておけば、チヂミと一緒に冷蔵庫のあまりものをどんどん焼いて食べていけるので、とっても簡単。チヂミをメインにして、ホットプレートの端っこは、食卓にいる方それぞれが自分の好物の食材を焼いていけば、メインとお惣菜が両方一度に出来上がります。BBQのように、各自ですぐに焼ける食材を持ち寄れば、ちょっとしたパーティー料理にもなります。

もちろん、ホットプレートが無ければ、フライパンで焼いてもOKです。

本場韓国では「雨の日にはチヂミ」と言われているそうですが、どんな材料でも気軽に美味しく作れるチヂミは「休みの日のごはん」にピッタリです。

何を入れても良いチヂミは、第一回で紹介した「豪快!ステーキライス」と同様、必須の食材はない気軽な料理です。上新粉がなければ白玉粉や小麦粉だけでも代用できますし、卵やジャガイモのおろしたもので代用することもできます。わざわざ買い物に行かなくても、今家にある食材で作れるので気軽にお試し下さい。

チヂミのポイントは、お好み焼きよりも具を多くすること。あまった野菜やチヂミの生地は混ぜ合わせてかき揚げにしてしまえば、翌日のお弁当や、夕食のお惣菜にもなって便利です。

また、チヂミのつけダレは、辛いのが好きな人用、お子様用などいくつかあわせてご紹介しますので、各自が好みのものを選べるようにあらかじめ何種類か用意しておくと良いでしょう。

生地の硬さはこのぐらいが目安

「チヂミの何でも焼き」の作り方

(1)ひき肉は、☆で下味をつける。

(2)生地の材料を溶く。

(3)ニラと万能ネギを4cmの長さに切る。

(4)生地に具材すべて加えサックリ混ぜる

(5)ホットプレートを熱し、ごま油を引いて生地を薄く伸ばし、押さえながら様子をみてごま油を追加して焼く。
端のほうが透明になってきたらそろそろ裏に返すサイン。両面外はカリッと、中はもっちりと焼く。
焼きたてをホットプレート上で小さく切り分けて、お好みのタレでいただきます。

「つけだれ醤」の作り方

4種類紹介します。分量は適宜お好みで味を調整してください。

<酢しょう油>しょう油と酢を1対1で合わせたものに、お好みで韓国唐辛子・卸しニンニク・白ゴマなどを加える。

<ニラ醤> 刻んだニラをヒタヒタの醤油で漬け込み、韓国唐辛子も加える。

<青唐辛子の醤> 青唐辛子の種を取り輪切りにして、しょう油で漬け込む。

<お子様用>ソース+ケチャップ+マヨネーズをあわせる。

チヂミのレシピ、いかがでしたでしょうか。季節によって湿度が違いますので、生地の硬さも変わります。適宜、水分量を調整してください。生地を焼く時は、平たく伸ばし、ごま油をたっぷりと追加することが調理のポイントです。こうすることで、パリッとした美味しさが楽しめます。くれぐれも油のはねに気をつけてくださいね。

レシピにある上新粉を白玉粉に変えたり、分量の割合を変えることで、出来上がりの食感が変化します。いくつかバリエーションを変えて、お好みの分量を見つけてみてください。

最近では便利なチヂミのもとが商品化されていて、近くのスーパーなどで買うこともできますので、もっと簡単に作りたいという方はこういったものを利用するのも良いでしょう。

ニラ醤に入れた韓国唐辛子ですが、日本の唐辛子より旨味成分のアミノ酸が豊富に含まれるため、まろやかな辛さと甘みのバランスが良いうえに、たっぷり使うと防腐作用があり日持ちが良いのでおススメです。また、ニラ醤や青唐辛子の醤は一晩寝かせるとより一層美味しくなります。

今回一緒に焼いた付け合せ材料。 カマンベールチーズ、切干大根、キムチ

紹介した具材以外にも、おススメの食材として、人参・玉ねぎ・シイタケ・大豆モヤシ・カボチャ・イカ・エビ・ホタテ・キムチなどが挙げられます。季節それぞれの旬の食材にあわせて、お好みの具材を探してみてください。

また、付け合せのお惣菜として一緒にホットプレートの端っこを利用して焼くと面白いものをご紹介しましょう。

白菜漬け・たくあん・ぬか漬け・キムチ・野沢菜といった漬物は、焼くと酸味が和らぎ、おつな味を楽しめます。また、溶き卵に潜らせてふっくらと牡蠣を焼くと「グルジョン」になります。

溶けるタイプのチーズは、焼きチーズフォンデューになりますので、スライスしたじゃが芋と一緒に焼いて絡めるとポテトチーズになって、お子様の大好きなお惣菜の出来上がりです。その他に、アスパラや茹でたブロッコリーもおススメです。

もう一つ紹介したいのが、切干大根の展開料理です。切干大根はさっと洗い、ひたひたの熱湯に10分間漬けて、硬めに戻します。まずは、ポン酢を掛けて酢の物として食べた後、エクストラバージンオイルを和えてサラダ風にします。さらに残ったものをホットプレートで焼いていただけば、3つの味が楽しめます。切干大根は干すことで、旨みも甘みも栄養価も倍増します。外食の多い方にはとてもおススメ。主婦のありがたい味方です。日持ちのする食材ですので、ぜひお気軽に活用してみてください。

チヂミのつけだれ用の「ニラ醤」は、一度作っておけば、お粥に入れても良し、卵かけご飯にかけても良し、おでんや鍋の薬味にも最高という素晴しい調味料となります。湯豆腐や焼いたお肉に載せても良いでしょう。ニラには、新陳代謝促進・消化促進・便秘改善・子宮機能を高める・滋養強壮などなどさまざまな効能がありますから、ぜひご家庭の常備菜としてください。ただし、ニラ、ネギなどの「アリシン」を含む食品は、「ハチミツ」と一緒に摂ると 胃を痛め胸焼けを起こすので注意が必要です。 

DIAMOND ONLINE
http://diamond.jp/articles/-/29752

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