がん検診の受診率を高めようと、新潟県は、今年度から、がんのリスクを調べる血液検査の費用の一部を補助することになりました。県によりますと、県内のがん検診の受診率は、▼胃がんで20.5%、▼大腸がんで24.1%など、低迷しています。
このため、新潟県は、▼胃がん、▼大腸がん、▼肺がん、▼乳がん、▼子宮がんや卵巣がん、▼それに前立腺がんについて、リスクを調べる血液検査の費用の一部を補助することになりました。
対象は、これまでがん検診を受けたことがない40歳以上の人です。検査は、血液に含まれるアミノ酸の濃度を調べることで、がんの可能性を判定する比較的簡易なもので、1回2万円ほどかかるということです。
県では、今後、検査を行う医療機関や補助する費用の割合などを決めて検査を実施する時期をホームページなどで公表することにしています。
新潟県健康対策課は、「仕事などがいそがしく、がん検診を面倒に思う人も少なくない。まず、簡単な検査を受けてもらい、必要と感じたら、がん検診を受けてほしい」と呼びかけています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034274961.html?t=1368376505009