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出版:県内の隠れた名滝紹介 夫婦編集のガイド本 200カ所、難易度に合わせ掲載 /新潟

◇「名瀑9選」や「より道」「お気軽」コースなど

県内の大小さまざまな200カ所以上の滝を紹介したガイドブック「にいがた名滝探検」(税込み1500円、ニューズ・ライン)が出版された。新潟市西蒲区の石原陽三さん(53)夫妻が約10年をかけて訪れ、HPに記してきた内容を編集した。フルカラーの豊富な写真に、それぞれの滝の見所や訪れる難易度など情報満載で、石原さんは「滝の魅力を知ってもらい、滝を訪れる参考に役立てれば」と話している。
石原さん夫妻は「んがお工房」の名でHPを開設している。滝巡りの他、日帰り温泉や観光地に行った感想や記録を残している。
初めて滝を訪れたのは1998年9月で、「日本の滝100選」にも選ばれている村上市高根の「鈴ケ滝」(現在は災害復旧のため道が通行止め中)をドライブがてらに立ち寄った。美しさに感動し、100選に選ばれている全国の滝を訪れることを思い立ったという。100選巡りは現在68カ所まで達成し、同時並行に県内の滝を巡ってきた。
「名滝探検」では、よりすぐりの「名瀑(ばく)9選」や、初心者にお勧めの「気軽な滝コース42」、他の観光地や名所のついでに訪れるのに向いている「より道滝29」、本格登山の装備で挑戦してもらいたい「滝探検コース12」など難易度や地理条件などに合わせて紹介している。急斜面や絶壁など危険な行程があるためお勧めできない「秘瀑11選」も。水害が多い新潟だけに、土砂などで流れてなくなってしまった滝もあるという。
滝は、まっすぐ落ちる「直瀑」▽段を作りながら落ちる「段瀑」▽分かれて流れ落ちる「分岐瀑」--などに分類され、石原さんは「分岐瀑」がお気に入りという。
信仰の対象となることも多く、滝は日本人にとって親しみ深い自然でもある。石原さんは「温泉のついでに訪れてもいいし、山野草や紅葉など、滝巡りには色んな楽しみがある。ぜひ色んな滝に行ってほしい」と話している。
県内の書店、一部スーパーなどで販売している。問い合わせはニューズ・ライン(025・280・1010)。【小林多美子】
5月8日朝刊

毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130508-00000030-mailo-l15

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