この春卒業した新潟県の大学生と高校生の就職内定率は、いずれも、3年連続で改善し、リーマンショックで雇用情勢が悪化する前の水準を上回りました。
新潟労働局によりますと、この春卒業した新潟県の大学生のことし3月末の就職内定率は93.4%で、前の年の同じ時期に比べて1.3ポイント改善しました。
高校生の内定率は99.7%で、こちらも前の年より0.9ポイント上がりました。
大学生と高校生の就職内定率はいずれも3年連続で改善していてリーマンショックで雇用情勢が悪化する5年前の水準を上回っています。
就職内定率が改善していることについて、新潟労働局は▼これまで若手の採用を控えていた企業が、景気の回復を見越して採用を再開したことや、▼学校やハローワークで個別の支援を進めたためではないかと分析しています。
一方で、大学生と高校生、あわせて600人あまりが就職が決まらないまま卒業したということで、新潟労働局はハローワークに専門の担当者を配置して卒業後も引き続き支援していくことにしています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1034312951.html