警察庁は2日、インターネット上で昨年、3万8933件の違法情報を確認したと発表した。
一昨年より2360件多く、統計を取り始めた2007年以降最悪。違法薬物の売買を持ちかける書き込みは大幅に減ったが、わいせつ画像の掲載が増えた影響という。
同庁の委託を受けた民間団体「インターネット・ホットラインセンター」への通報を集計した。わいせつ画像の掲載は前年比6562件増の2万7334件で、全体の70%を占めた。不正送金事件などの温床となる預金口座の売買を持ちかける書き込みは、前年比850件増の1758件だった。
違法薬物売買に関する書き込みは4969件で、前年より4632件(48%)減った。ネット掲示板「2ちゃんねる」への書き込みが4426件減っており、全体を押し下げた。「2ちゃんねる」上の違法薬物の書き込みを巡っては、昨年12月に開設者が麻薬特例法違反のほう助容疑で書類送検され、その後、不起訴になっている。
YOMIURI ONLINE
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