いよいよ明日からゴールデンウィーク。今年は飛び石連休ですが、なかには有休をフル活用してがっつり海外旅行に出かけるという方もいらっしゃることでしょう。旅先でもネットに接続し、情報収集やSNSでのコミュニケーションに活用したいノマドピーポーは、スマホを始めノートパソコン、Wi-Fiルーター、デジカメ、モバイル電源などなど、持ち物盛りだくさん。いきおい困るのが、空港での保安検査、いわゆる手荷物検査です。
なんせパスポートと航空券だけを残し、ケータイや財布、上着、帽子、サングラス、ベルト、腕時計など、ありとあらゆる金属製品を体から外してトレイに載せなくてはいけないのです。特にノートパソコンは個別に取り出す必要がありますし、国によっては靴まで脱がされる場合もあります。
ただでさえ空港の雰囲気に呑まれているのに、さらに慣れない手荷物検査のせいで、筆者も毎度のことながら、まるで追いはぎに遭ったかのような姿でチェックを終えます。
この手荷物検査をスムーズに通過したい。
ならば旅慣れた達人に聞くほかあるめえ、というわけで旅雑誌『TRANSIT』『LONG TRAIL HIKING ロングトレイルを歩くために』などで海外取材を数多くこなす編集者の小林昂祐さんにうかがいました。
「まず、飛行機に乗る際に利用したいのはポケットが多い上着ですね。ここにケータイや財布、場合によってはデジカメなども入れておけば、上着を脱いでトレイに載せるだけで保安検査の手間がずいぶん軽減されると思います」
なるほど。真夏でもエアコンがガンガン効いた飛行機内ではジャケットが必須ですから、ポケットが多めのものをセレクトした方が良いってことですね。
「別途チェックが必要なノートパソコンはバッグの一番上にパッキングしておくと、すぐに取り出せます。具体的な形状だと、機内持ち込みの手荷物はトートバッグがベストだと思います。ノートパソコンだけではなく、本や睡眠グッズも放り込んだトートがひとつあると便利ですよ」
口がガバッと開いたトートだと機内でのセキュリティが気になるという方は、ジッパーで閉じることができるタイプが良いかもしれませんね。
「個人的に必ず着用するのが胸ポケット付きのシャツです。航空券とパスポートは手に持っていないといけませんからね。ベルトも金属探知に反応してしまうアイテムですが、飛行機に乗る際は基本的にゆったりとしたジャージとかスエットみたいなパンツを履くことで対策しています。また、靴まで脱がなくてはいけない場合に備えて、脱ぎ履きが簡単なサンダルやスリッポンを利用するのが基本ですね」
つまるところ…
- 機内持ち込みバッグはトート型
- ノートパソコンをさっと取り出せるパッキング
- ポケットの多い上着にガジェット、財布類を入れる
- パスポート、航空券用に胸ポケットのあるシャツを着用
- パンツはベルトレス
- 靴はサンダルかスリッポン(ベルクロタイプもOK?)
というのが手荷物検査をスムーズに抜けるコツのようです。早速筆者も真似したいと思います。ほかに保安検査を円滑に通過するノウハウがありましたら、TwitterやFacebookでお寄せくださいませ。では、良い連休を。
http://news.goo.ne.jp/article/niftybusiness/bizskills/niftybusiness-bm-43963.html