佐渡市で野生復帰を目指して自然に放されたトキでこれまでにひなの誕生が確認されたつがいとは別の巣で17日新たに、1羽のひながかえっているのが確認されました。ひなの誕生はこれで3羽目になります。
新たにひなの姿が確認されたのは、3月下旬から卵をあたためていた4歳のオスと3歳のメスのつがいの巣です。環境省はこのつがいの巣の近くに小型カメラを設置し動画をインターネットで中継していましたが、17日午後0時40分ごろ、ひな1羽がかえっているのが確認されたということです。
巣にはあと1つ卵が残っていますが、つがいのメスが15日から
巣に戻っておらず2日以上オス1羽で卵やひなを温める状態が続いていて、環境省はこのままではエサが不足するなどひなが順調に成長しないおそれがあるとしてます。環境省の長田啓首席自然保護官は「ひなが誕生したことは喜びたいが、それ以上に心配が大きい。メスが帰ってくることを期待して見守りたい」と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033981901.html