[ カテゴリー:生活 ]

親子丼?チキラーに食材の可能性

イタリアンでも「チキンラーメン料理」の新感覚…大阪に”チキラー街”

チキンラーメンピザ、チキンラーメン親子丼…、そんな変わりメニューを提供する飲食店が大阪府池田市にある。その数、居酒屋からイタリアンまで約40店。同市で生まれた世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を活用して、街を盛り上げようというのがねらいだ。(袖中陽一)

■勇気を出して食べる!?

阪急電鉄石橋駅(大阪府池田市)から歩いて5分のところにある居酒屋「とり竹」。魚料理やにぎり寿司など居酒屋メニューが並ぶ中に、「親子丼」がある。ただし、普通の親子丼ではない。チキンラーメンが仕込まれているのだ。

注文すると、運ばれてきた親子丼は、ふんわりとした卵の上に砕いたチキンラーメンがふりかけられている。勇気を出して食べてみる。チキンラーメンと卵とごはんが口の中で混ざり合い、バリバリと威勢のいい音がする。やさしい味の親子丼にチキンラーメンの味が不思議と溶けあい、いい味わい。「チキンラーメン自体にしっかり味が付いていることを考慮して、味は薄めに仕上げたんです」と。高山尚彦社長(60)は胸をはる。

周辺の商店でつくる「石橋下町倶楽部」(84店)の代表を務める高山さんは、4年ほど前、インスタントラーメン発祥の地であることを利用して地域おこしができないかと考え、メニューを考案した。「チキンラーメン親子丼」のほか、「チキンラーメン皿うどん」も。食べたお客さんからは、「チキンラーメンを使ってこういう料理ができるのか」「家で作ってみよう」と評判がいいという。

■あれにも合う、これにも…

高山さんの挑戦を受け、「石橋下町倶楽部」に加盟する飲食店の中には、続々とチキンラーメンメニューに挑戦する店が現れた。

イタリア料理店「ステヴァーレ」では昨年秋からチキンラーメンを使ったリゾットやピザなどを作っている。リゾットは砕いたチキンラーメンを米といっしょに炊く。そこにチーズと卵を加えて仕上げる。「チキンラーメンピザ」は砕いたチキンラーメンを上にトッピング。食べたときに、砕いたラーメンのクリスピーな食感がピザ生地とあいまって意外なおいしさ。

オーナーシェフの西本裕年さんは、「チキンラーメンは食材として可能性を感じる。カネロニとかラザニアとかにも使えそう」。メニューには載せていない“裏メニュー”だが、口コミで存在を知ったお客さんから注文があるという。

チキンラーメンは、日清食品(大阪市淀川区)創業者の安藤百福さんが昭和33年、池田市の自宅裏庭に建てた小屋で発明、世界初のインスタントラーメンを作ることに成功した。まさにインスタントラーメン発祥の地であり、近くには「インスタントラーメン発明記念館」も。大勢の観光客が訪れている。

日清食品ホールディングス広報部の蔦屋一重さんは、「地域を盛り上げるお役に立てるならうれしい」と話している。

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/life/snk20130414519.html

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