◇117宿泊施設、県がアンケ
県は、県内の観光地・温泉地を訪れた観光客の満足度などを調べたアンケート結果をまとめた。総合満足度が最も高かった温泉地は五頭(ごず)温泉郷(阿賀野市)で、次いで松之山温泉(十日町市)、湯田上温泉(田上町)と続いた。県全体の総合満足度は88・3%で、前回より0・8ポイント高かった。【小林多美子】
調査は2回目で、11年11月~12年8月に約1年をかけ四季ごとに実施。温泉地と宿泊施設への満足度や再来訪の意向などについて訪ねた。従業員10人以上の宿泊施設117カ所で、アンケート用紙を配布、回収した。前回は09年秋~10年夏に調査している。
総合満足度の高い温泉地の上位5位までは、五頭温泉郷▽松之山温泉▽湯田上温泉▽蓬平(よもぎひら)温泉(長岡市)▽えちごせきかわ温泉郷(関川村)--だった。松之山温泉は、項目別では「宿泊施設」「食事」「景観・雰囲気」の3項目で1位だった。
県全体の満足度では「大変満足」が25・1%(前回から4・1ポイント増)▽「満足」45・4%(同0・7ポイント増)▽「やや満足」17・8%(同4ポイント減)--だった。
客が再び同じ観光地に訪れるリピーター率は県平均で47・6%で、前回より3・1ポイント高かった。同率の最も高かった地域は「長岡・柏崎」で53・3%、次いで「湯沢・魚沼」で50・7%。最も低かったのは「佐渡」で37・8%だった。
観光客の出発地は関東圏が45・1%と最も高く、次が県内が34・4%だった。夫婦や子ども連れなど家族旅行が7割を占めた。
満足度などが増加している結果について、県交流企画課は「前回の調査を通じて、旅館などにおもてなしの重要性が再認識していただけたのでは。継続的な改善の取り組みが定着してきた」と分析している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130413-00000119-mailo-l15