新潟市の展望施設で、アルミ製の天井板の一部が落下し屋外の階段の立ち入りが禁止されていた問題で、施設を所有する国などは、補修工事が終わり、安全が確認できたとして、2か月半ぶりに立ち入り禁止の措置を解除しました。
この問題は、ことし1月、新潟市中央区の展望施設・「入船みなとタワー」で、展望台の下の吹き抜けの構造になっている天井から縦2メートル、横12センチのアルミ製の天井板7枚が落下したものです。
施設を所有する国土交通省北陸地方整備局は、天井板を取りつける金具がさびたことなどが原因だとして、さびにくいステンレス製の部品に変えました。
また、近くにある、同様の構造の、「山の下みなとタワー」でも、天井など27か所でさびが見つかり、さび止めを塗るなど補修を行ったということです。
2つのタワーでは、これまで、屋外の階段の立ち入りが禁止されていましたが、国土交通省と県は、こうした補修工事の結果、安全が確認できたとして、12日午後、2か月半ぶりに、立ち入り禁止の措置を解除しました。
国土交通省北陸地方整備局新潟港湾・空港整備事務所の吉田忠副所長は「適切に補修したので、安心して施設を利用してほしい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033864381.html