非営利組織の国際エイズワクチン推進構想(IAVI)と、ベンチャー企業「ディナベック」(茨城県つくば市)は1日、国産エイズ予防ワクチンとしては初めてとなる臨床試験が、英国やアフリカのルワンダなどで始まったことを明らかにした。
約1年半かけてワクチンの安全性を確認し、世界初の実用化を目指す。
臨床試験に使われるのは、日本で発見され、人間に病気を起こさない「センダイウイルス」などを使ったワクチン。このウイルスに、エイズウイルスが持つたんぱく質を作る遺伝子を組み込み、未感染者の鼻に投与する。センダイウイルスは1~2週間で消滅するが、遺伝子から作られたたんぱく質によって、体の免疫系がエイズウイルスの感染を防ぐようになるという。
YOMIURI ONLINE
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20130402-567-OYT1T00311.html