29日夜、JR磐越西線の福島県内の区間で、雪崩から線路を守るための屋根を支える鉄製の柱の一部がはずれて走行中の列車にぶつかりましたが、乗客乗員にけがはありませんでした。
JR東日本新潟支社によりますと29日午後10時前、磐越西線の新潟発・会津若松行きの普通列車が、福島県西会津町の上野尻駅と徳沢駅の間で、雪崩から線路を守る「なだれ覆い」と呼ばれる屋根の下を通過した際、何かが列車にぶつかった音がしたため、緊急停車しました。
点検した結果、「なだれ覆い」を支える鉄製の柱の一部がはずれて線路上に落ちているのが見つかりました。
列車には乗客と乗員あわせて4人が乗っていましたが、いずれもけがはなく、列車や線路にも大きな損傷は見つからなかったということです。
JRによりますと、はずれたのはあわせて17本ある鉄製の柱のうちの1本で、2つに折れていて、長さはあわせて6.2メートル、重さはおよそ230キロありました。
柱の溶接部分がはずれたと見られ、JRは、はずれた箇所を鉄パイプで補強し安全性に問題はないとして平常通り列車を運行しています。
http://www3.nhk.or.jp/niigata/lnews/1033557321.html?t=1364677232507