ペットに癒やされたいけれど、一人暮らしだし、犬猫はNGだし……。そんな方におすすめしたいのが「熱帯魚」です。ポイントは、なによりもお世話がラクなところ。きれいな熱帯魚が泳ぐ水槽は、インテリアとしても存在感があります。今回は初心者向けの熱帯魚入門をお送りします。
■まずは準備をしよう
すぐにでも熱帯魚を買いに行きたい気持ちを抑えて、まずは準備をしましょう。
[どこに置く?]
水槽の設置場所は、直射日光の当たらない、近くに電気器具がない場所を選びます。水槽は風水の「水」の気を持ち、金運に影響すると言われています。風水的には東、南東、西、北西が吉と言われています。
[水槽を買う]
置く場所に合ったサイズの水槽を購入しますが、「縦30cm×横60cm×高さ40cm」程度が最適と言われています。あまり小さいと魚が弱る恐れがあるので、できれば余裕のあるサイズを選びましょう。
水槽に水を入れたら、最低でも1日置いて、カルキを抜きます。
■魚を選ぼう
魚を迎え入れる準備が整ったら、いよいよ魚を選びます。初心者におすすめの熱帯魚をご紹介しましょう。
[見た目で選ぶ]エンゼルフィッシュ、グッピーなど
[丈夫さや繁殖しやすさで選ぶ]ネオンテトラ、ゴールデンバルブなど
[ユニークさで選ぶ]クラウンローチ、クーリーローチなど
■お世話をしよう
熱帯魚の世話は比較的簡単です。2週間に1度水を換え、エサは通常2~3分で食べつくす量を一日に1~2回程度与えます。エサ代は、ネオンテトラやグッピーなどの小型魚が10匹程度で、月に200~300円程度です。また小型魚の寿命はだいたい2年前後と言われています。
■お互いに快適な環境づくりをしよう
水槽を部屋に置くことでまず気になるのが「臭い」ではないでしょうか? 淡水魚は生臭くなりがちで、その匂いの原因は雑菌の繁殖によるものです。具体的な原因として挙げられるのは「エサの与えすぎ」「エサのカスがフィルターなどのすき間に入り込んでいる」「濾過バクテリアが十分ではない」「エサが合っていない」などです。
また夏場の湿気が気になる方も多いのでは? 基本的に水をこぼさなければカビにはなりません。魚の水はねなどを防ぐためにフタをしどうしても気になるようでしたら除湿器をかけるものいいかもしれません。
熱帯魚の適温は23~25度。冬場は寒さ対策のヒーターで温め、夏場は水槽用のクーラーやファンを設置したり、エアレーションで酸素を供給してあげたり、少し早めに水を換えてあげるなどして、魚にとって最適な環境を整えてあげましょう。
あまり神経質になりすぎなくても大丈夫な、熱帯魚の飼育。疲れて帰ったら水槽にゆらゆらと泳いでいるなんて、ステキな癒やしですね。
http://news.goo.ne.jp/article/mycom/life/living/mycom_777644.html