柏崎市は、下水汚泥から出るメタンガスなどを使った「消化ガス発電」の稼働状況がリアルタイムで分かるパネル「消化ガス発電見える化システム」を、市役所のロビーに設置した。
市は下水汚泥を処理する「市自然環境浄化センター」(同市安政町)に、メタンなどを使う発電機2基(出力計190キロワット)を、約1億5000万円で設置。同センターで使う電力の一部を作っている。従来は約8割を捨てていたメタンなどを有効に使う試みだ。
パネルには、その時点で消化ガス発電が作っている電力や、それにより排出が減らせる二酸化炭素(CO2)の量などが表示される。24日午後にはセンターの使用電力424キロワットのうち、消化ガスが190キロワットを作り、残る234キロワットを電力会社から買っていた。減らせたCO2は1時間に約89キロだった。
ほかに、手を触れると詳しい情報を表示するタッチパネルも設置した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130325-00000038-mailo-l15